久しぶりに野グソする～母と私、田舎の大自然の中で～

こんにちは

ありんぼです

汚い話なんで

食事中の方

汚い話が嫌いな方は読まないで下さい。

朝起きると実家の電気が

使えなくなっていた

とつぜんに。

原因は我が家に電気を供給している電信柱の

ヒューズが劣化し駄目になっていた為

そんなことになっているとは知らず

朝から我が家は大騒ぎ

電気が使えない為

キッチンのIHが使えない

電気ポット、電子レンジ、トースターetc…

家電全般が機能停止

そして…一番困ったことが。

最近、無駄にトイレを新しくし

スイッチを押して水洗する便器になった為

用を足しても流せない！

朝は絶対、トイレ行くし

膀胱に溜まった尿の感覚から解放されたいのに!

こんな時になぜ!?

祖母と祖父はこういう時に順応性が高く

そそくさと外へ出て畑へ向かい

膀胱に溜まったソレを出してきた

父も男なのでサクっと庭で立ちションだ

私と母は戸惑っていた

田舎だから土がある畑、庭があるため

用を足そうと思えば足せるのは分かっている

が

母58歳

私31歳(妊婦、しかも臨月！)

いくら田舎でも、この年で…野外で用を足す

のは抵抗がありすぎる！

しかも庭の垣根の外には道があり人が

まったく通らないわけではない

尻をだしている所を見られたら終わりだ…!

躊躇していると

祖母が畑を耕すときに使用するクワを

持って近づいてきた

祖母「畑が嫌なら梅の木の横に穴掘ってやっから、梅の木に捕まって用を足せばいがっぺ」

そういうことじゃない！

誰かに見られたらヤバいということを

祖母につたえると

祖母「んだら、ハウスならビニールで囲われでっから、見えねぇべ」

ビニール…

完全に見えなくなる訳ではないが

畑や庭で丸見えよりはマシだ！

膀胱に溜まったソレをがまんするにも限界だった！

隣にいる母を見た

母は眉間にシワを寄せ

母「私、う●こなのよ！しかもお腹下してるから
早くしないと！もぅハウスでいいわ！」

母は私より臨海点を突破しようとしていた

それを聞いた祖母は

ハウスに私達を導いた

そして、生姜が植えてある右側のスペースに

クワで穴を掘った

私は、さらに眉間のシワが深くなっていた母に

先に用を足すように促した

クワとトイレットペーパーを母に渡し

私と祖母はハウスを一旦出た

しばらくハウスの外で待っていると

ハウスから母が出てきた

ひと仕事終えた、すっきりした顔で

母「つぎ、どうぞと」

笑顔で私で言ってきた

私「お母さん、野グソ何年ぶり？」

その質問の返答はなく、無視され

母は祖母といっしょに家へ入っていった

ハウスに入ると

先ほど生姜の右側に掘られた穴が埋められていた

不思議と臭くはなかった

私はクワで

母が野グソをした下側に穴を掘って

膀胱に溜まったソレを出した

あー…。

二十数年ぶりか？

野外でしたのは

土の香りと、緑の香りに包まれながら

用を足すのも悪くはないと思った

そして尿意から解放され

とても爽やかな気分だ

穴にクワでそっと

土を被せた

今年の生姜は大きくなるだろう

母の野グソと

私の小便を栄養として

母58歳

私31歳

二人とも、この年で

しかも野外で用を足すとは思わなかった

東京で子供の誕生を今か今かと待っている

私の旦那には、とても言えない

2018年の忘れられない出来ごとの

ひとつになった